ハリウッドで、
需要(ミュージカル映画を望む観客)
と
供給(ブロードウェイで職を失った優秀な俳優たち&配給会社)が一致したので、
ボンボンミュージカル映画が誕生します。
中でもハリウッド最大手の映画スタジオ・MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)社の参入が大きかった。
MGMって、ちょっと昔の映画見ると、
一番はじめの方に出てくる、
輪っかの中でライオンがガォーって吠えてるあのマークね。

↑これこれ〜。
MGM社は、
世界恐慌の影響でブロードウェイの俳優たちがハリウッドに流れてくるちょい前の時期に、
「ブロードウェイメロディ」という世界初のミュージカル映画を公開します。
物珍しさからヒットして、
その後もミュージカル映画を量産してますが、どこか質が劣ります。
そんなときにまさかの世界恐慌。
NYから集まってきたたくさんの優秀な俳優たちの登場。
MGM社はここぞとばかりに、
撮影しまくり、今度は「良質な」ミュージカル映画を作っていきます。
特徴であるのが映画のタイトルで、その頃ヒットした作品を挙げると、
「踊るブロードウェイ」(1935年)、「踊る不夜城」(1937年)、「踊るニュウ・ヨーク」(1940年)
と、、、このように全てのタイトルに「踊る」が付いてます。
(↑上記のタイトルは、あくまで邦題なので原題には「踊る」といったニュアンスの単語は用いられてません。
でもでもきっと内容的には相当、俳優たちに踊らせたんでしょう。笑)
そんなこんなでミュージカル映画は繁栄していったのでした。
続く
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